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「クラブハウス終わった理由」を説明する ひろゆき切り抜きニュース

● 「秒で飽きた」ワケ  

「クラブハウス(Clubhouse)」という音声SNSが話題になりました。今年の初めからブームになりましたが、

一瞬でブームは終わってしまい、2ヵ月ももたなかった印象です。  「どんなサービスかな?」と思って、僕も数回だけ参加してみたんですが、

まったくおもしろいと感じませんでした。数秒くらいで飽きてしまいました。  というのも、所詮は「素人のおしゃべり」なんですよね。

素人同士が電話やLINEで話をするのは構わないんですが、それを聞かされるのは非常に苦痛をともなうものです。

 一瞬でも流行したのは、有名人やタレントが参加したからです。彼らのプライベートな会話や裏側をのぞき見できると思って、一気に参加者が増えました。  

たしかに、「世界中の人が気軽に話し合える場所を提供する」がコンセプトなので、どんなことも気軽に話せるような気がします。

しかし、誰が聞いているかわからない状態の会話で安心して話せる有名人なんて、この世にいるでしょうか。  

そこでポロっと話してしまった個人情報や失言が、他のSNSに広がってしまうのは、誰の目にも明らかです。

そうしたリスクを気にしながら1円ももらえずに会話しないといけないなんて……。誰がやり続けようと思うでしょうか。

● 「プロの編集」が必要  

あえてクラブハウスが教えてくれたことを挙げるとすると、「やはりプロの話は面白い」「プロの編集はさすがだ」ということでした。  

所詮、素人のしゃべることですから面白いわけがない。それは、素人のブログの文章を延々と読まされるのが面白いのか、

素人のYouTube配信を何時間も見続けられるのか、ということと同義です。  音声メディアとして「ラジオ」がありますが、ラジオには台本があります。

みなさん、アドリブで話しているような思い込みがあるかもしれませんが、ちゃんと台本に沿って話をしています。

一字一句、文字を追っているわけではありませんが、大体の流れが決まっていて、質問も事前に聞かされて答えを考えておくことができます。  

話のプロでさえも、聞かせ続けるには台本が必要なんです。誰が素人の話を聞き続けるでしょう?  

ちなみに、僕のYouTubeの場合は、聞く人もお酒を飲んでもらっていることが多いですから、おっさんのしゃべりでも面白いと勘違いしてくれたりします。

あるいは、睡眠導入剤になっているという話もよく聞きます。途中で飽きてぐっすり寝てもらえるなら本望ですね(笑)。

● そもそも「雑談」は必要か?

 さて、みなさんがクラブハウスに飛びついた理由のひとつに、コロナの自粛生活による「雑談不足」が考えられました。

たしかに、人と会話することは減ったと思います。  ただ、友達との会話が減っただけです。

それを、よくわからない第三者が入ってくる会話で満たすことはできないでしょう。  

世の中、そんなに雑談がしたいのなら、元々、街は会話で溢れていたはずです。あなたの周りでは電車で隣の人と会話したり、

喫茶店で知らない人と相席になって会話が始まったりしているでしょうか?  たぶん、していないでしょう。雑談が足りていない、

会話する機会を増やさないといけない、というのはおしゃべりな人が作り出した幻想だったのです。おしゃべりな人にとっての聞き手不足なだけです。

● 新しいSNSは「とりあえず試せ」  

ここまで、クラブハウスで感じたことを語ってきました。ただ、これも「実際にやってみないとわからない」と僕は思っているので、

勝手な予想で切り捨てるのはちょっと違うと思います。  どんなSNSも、どんなサービスも、無料であればまずはやってみるのが正解だと思います。

流行に乗るのも悪くない。ただ、個人の感想まで流行に合わせてしまうのはマズいでしょう。

 面白いと感じたものは「面白い」と、つまらないと感じたものは「つまらない」と、堂々と言ってしまえばいいと思います。  

ちなみに、僕は「インスタグラム」はつまらないとハッキリ言っています。どんなに流行してSNSの主流になっていても、僕の意見は変わりません。

インスタでつまらない日常や写真を投稿し続ける人の気持ちは、まったく理解することができないので、誰かちゃんと教えてくれないでしょうか……(笑)。

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