日頃から「本音」を言っているか?
本音を言うと、いろいろと面倒なことが起こる。敵を増やしたり、嫌われたり、炎上したりすることもある。
世の中には、「コミュニケーションコストを払う」ということを避ける人が多い。
コミュニケーションコストとは、ひと言でいうと、「言ってはいけないことを言うスキル」だ。
たとえば、知り合いから「僕の事業は、うまくいきますかね?」と聞かれたとする。
普通に考えて、「うまくいかないな……」と思った場合に、あなたなら、ちゃんとそれを伝えられるだろうか?
もちろん伝え方は、その人のキャラによる部分が大きい。やんわり否定したり、率直に切り捨てたり、伝えるための技術はいろいろとあるだろう。
ちなみに、僕だったら、「失敗しますよ」と率直に言ってあげるようにしている。
なぜなら、それが本当の優しさだと思うからだ。
うまくいかなそうなのに、「大丈夫ですよ! 絶対にうまくいきますよ!」と言ってしまうほうが残酷だと僕は思う。
大体、人に相談るときはポジティブな返答を期待してしまいます、「大丈夫」、「多分、うまくいく」。
赤の他人ならそれで構いませんが、自分の大切な人には危険なときは危険だと教えてあげましょう。
なんでも言えるポジションをとろう
世の中、みんな本音を言わない。
「言ってはいけない」という空気が支配している。
そんな中で、本音をズバッという人がいたらどうだろう。
一気にポジションを取れる
もちろん、好き嫌いで言うのではなく、根拠を提示したり、改善策を一緒に考えたりはする。ただ、無責任に「うまくいきますよ」とは言わないだけだ。
僕が人に本音を言えるのは、「最終的には謝れば関係を修復できる」と信じているからだ。
「うまくいきませんよ」と言った後で、もし、うまくいったとしたら、「あのときはごめんなさい」と言って謝れば修復可能で、それでも嫌味を言ってくるような人であれば、そういうタイプの人とは仲良くならないほうがいい。
もしあとになって間違っていれば、そのときは謝る。
そのリスクさえとれれば、いつだって思ったことを言えるはずだ。
「本音で言う。そして、ちゃんと謝る」
どうだろう。これほど単純なスキルは他にないかもしれない。
僕がイベントやテレビ出演の仕事に呼ばれるのも、すべては「本音が言える」という強みがあるからにすぎない。
それだけ、本音が言える人、言ってはいけないことを言える人は、ポジション的に重宝されるのだろう。


謝罪しても許してくれない人っていますよね。もしくは、謝らない人…関わらなけれが良いって言うのはよくわかりますが、
職場の上司であったり、家族であったり関わりたてない場合はどうすればよいのでしょうか?
おそらく、答えは「なるべく気にしない」になりそうですね。