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自己肯定感と生きづらさ
「自己肯定感」という言葉が時代のキーワードみたいになっています。その背景には、自分という存在への「罪悪感」「恥ずかしさ」があるのかもしれないですね。
「みんな立派なのに、自分はぜんぜん大した仕事ができていない……」
「周りと比べて、自分にはなんの才能も取り柄もない……」
そうやって、自分のことを卑下する人ばかりで溢れかえっています。でも、「もっと自由に生きればいい」「甘えていい」と思うんです。
別に取り柄がなくてもいいんです、あなたが生きていてくれれば良いと思ってくれる人はいませんか?
その人の期待に答える為に生きるのも立派な生きる目的です。
偏差値の病
人と比べてしまう理由のひとつに、「偏差値」という概念があります。ある集団にテストを受けさせて、
平均点が「偏差値50」になります。この概念がやっかいなのは、相対評価であることです。
たとえば、100人が100人、全員が「偏差値50以上」を目指したとしても、絶対に半分の人は「偏差値50以下」になります。
また、「偏差値50以上」の人たち(50人)を集めたとします。その50人の中でテストをおこなえば、またその半分の25人が「偏差値50以下」になります。
つまり、相対評価でいる限り、半分の人たちは平均以下になってしまうという当たり前すぎる「世の中のルール」があるわけです。
その偏差値の仕組みをちゃんと知らないまま「自分はダメなんだ……」と、他人と比べて落ち込んでしまっている人たちが多くいます。
でも、初めからそういう仕組みだとわかってしまえば、「じゃあ、その中でも幸せに生きるにはどうすればいいかな?」と前向きになれると思うのです。
年収600万円以下の人たち
そういう考え方を変えるために、1つの事実を話します。
それは、「年収600万円を稼いでいないと、国に頼っているのと一緒」ということです。
なぜなら、年収600万円以上を稼いでいないと、納めている税金以上に国のサービスを受けていることになるからです(ザックリとした試算によるものですが)。
ここで僕が言いたいのは、「もっと稼げ」「稼いでいる人に感謝しろ」など、上から目線のお説教ではありません。それくらい多くの人が「他人に頼って生きている」という事実です。
今の日本では、年収600万円を稼ぐのは、かなり頑張らないと難しい状況です。
日本人の平均年収は400万円くらいです。
なので、日本にいる半数以上の人たちがそういう状況ですから、「自分は期待されている」「もっとちゃんとしないといけない」なんて思うこと自体が間違っているのです。
最初から、私たちの多くは人に頼っています。だから、頼った状態のまま、もっと楽しく、もっと幸せに生きればいいと思います。どうすれば、今の生活で「お金以外の部分」をよりよくできるか。そのことに頭を使ってみてください。
みんな国の脛をかじっている
どんなに偉そうにしていても、ほとんどの人が日本という親の脛をかじって生活している状態です。
卑下する必要もありません。日本に生まれた幸せを享受すればいいのではないでしょうか?


真面目にやれば報われる、努力は必ず実を結ぶとは思ってはいませんか?
昭和の時代はそれである程度間違っていないでしょう。
例えば、シャープは潰れるよって言われて信じる人は20年前にはいなかったでしょう。
公務員のボーナスが下がることもありえませんでした。
そして、コロナウィルスによってこんなに行動が制限されるなど3年前には誰一人考えていませんでした。
世界は完全に変わってしまったのです。もうコロナ以前に戻ることありません。
新しい時代に適応していくことが求められています。
このまま不景気が続けば生活保護の制度がなくなることも想定しなければなりません。




命の選別は始まっている
2021年の8月のある日、東京の待機救急車がゼロになったことがあるそうです。
この状態で交通事故をおこし、輸血や心臓マッサージが必要となっても手当を受けることが出来ません。
普段なら助かっている命が失われる可能性がもうすでにあるのです。
ニュースは大々的報道してはいませんでしたが、「医療崩壊」が発生した時点はすでにあったのです。
不景気は続く
この状態で景気がよくなることはあるでしょうか?おそらくありません、株価が上がることはあるでしょう。
しかし、私達の生活が変わることはありません。
本当に年金が無事に貰えるかわからない年代は変わりに生活保護受給しておいたほうがマシなんじゃないかと思います。
若者の特権、自由を制限してしまっている状況でこれ以上なにかを求めるのは酷です。
私が若い頃よりはるかにしっかりしていると思います、現代の若い人は。
生活保護は勝ち組?
そうなってしまう可能性はあります。
真面目な国民性で年配の方は生活保護受けるくらいならと考える方が多いですが、
現代は昭和ではありません、終身雇用も神話となりました。真面目に働いているだけ報われ場合もあります。
こんな世の中では早めに生活保護を受給してその範囲で生活できるように努力したほうがましな時代になってしまったかもしれまん。

