切り抜き子育て

こんな家庭ではまともな子どもが育たない! ひろゆき切り抜きニュース

家だと「周りが見えなくなる」

「家庭環境」は、いわゆる「井の中の蛙」状態になりやすいんですね。

 それぞれの家庭には、それぞれの常識やルールがあります。「リビングにスマホを持ち入らない」「自分の皿は自分で洗う」など、独自のルールがあると思います。

 そして、子どもはそれが「当たり前」だと思って生きています。父親とかがルールを破るのを見つけると、子どもはめちゃくちゃ怒り出します。それは、子どもの中で完全に「これが正しい」という常識ができあがっているからです。

 この常識が「しつけ」として社会的に正しければよいのですが、残念ながら、そういう良い面ばかりではありません。

 家庭によっては、DVや虐待などが起こることもあります。ネグレクト(育児放棄)の家庭だってあります。そういう家庭で育つと、その子は「これが当たり前なんだ」と思い込んで我慢してしまいます。親から殴られても「それでも親は悪くない」ということを普通に思っちゃうんですね。

 外から見ると、「間違ってるじゃん」と思うことでも、家庭の中にいる人にとっては、なかなか客観視ができないんですよね。

もっと寛容に育てよう

 家庭の中で「思い込み」や「常識」が強ければ強いほど、問題は起こりやすくなります。

 仕事に「向き・不向き」があるように、子どもを育てることにも「向き・不向き」があると思います。それなのに、日本では根強く「母親は100%の愛情を注いで子どもを育てられる」というような母性神話が蔓延しています。

 世界に目をやると、養子で育てられたり、里子に出されることは、まったく珍しいことはありません。「実の両親に育てられるべき」という価値観が強すぎると、それに当てはまらない子どもは「いじめ」や「差別」を受けることになってしまいます。

 当たり前だと思っている価値観が多ければ多いほど、そこからハミ出す人は生きにくくなります。

「子どもが反抗期なんです」と言って悩んでいる親がいます。それは、親の側の「こうあるべき」という考えが強く表れているから、それに子どもは反発するのです。

 自分の常識だけで育てられるのは、小学校の低学年くらいまでではないでしょうか。それ以降は、友達やネット、漫画、アニメなどの影響が入り込んでいきます。他の人の話を聞けば聞くほど、自分の家庭が100%正しいと思い込んでいたものが、少しずつ違うことに気づくんですね。

 なので、ある程度の年齢になってきたら、親は、子どもが自ら気づくことを待ったり、放っておいたりすることが必要になってきます。未成年であっても、徐々に1人の大人として見るようにしていくのです。

 親が自分の思い込みや常識について客観的に見れるようになれば、自然と問題は起こらなくなっていくと思います。

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