
感情はすぐに冷めますから
世の中、記憶力を高めたい人は多いでしょう。でも、そこにはデメリットがあります。それは、ネガティブなことも覚えてしまうということです。
悪い記憶はさっさと忘れてしまったほうが人生は楽しくなります。良いことはたまに思い返すことで記憶にとどめるようにして、
悪いことはスパッと考えないようにしたほうがいいですよね。 それに関連して、たまに「絶対に許せないやつがいる!」と語る人に出会います。
昔にやられたことをいつまでも根に持っているんでしょうね。 でも、僕はこの気持ちがよくわからないんです。
だって、悪いことは忘れてしまいますから(笑)。どんなに卑劣な行為をされて、そのときは「クソっ」と思ったとしても、
そのときの感情はすぐに冷めてしまいます。 たまに、僕を怒らせたことがある人がおそるおそる話しかけてくることがありますが、
「えっ、そんなことありましたっけ?」と返事をすると相手は驚きます。思い出したとしても、そんなに怒りは湧いてくることはありません。
過去を気にしないことが大切です。
仲直りできる力
僕は、人間には「仲直りできる力」があると思っています。
人間は根本的に「性善説」か「性悪説」か、という議論がありますが、
圧倒的に「性善説」だと考えています。それは、ほとんどの人間関係は修復できるからです。
たまに怒ったり、怒らせたりすることがありますが、絶縁状態になることはほとんどありません。
時間が経つと、いつまでも怒り続けるほうがコストが高くなるんですよね。「雪解け」という表現がありますが、
とにかく時間が経てば許してしまうようになっているのでしょう。
だから、「絶対に許せない人はいますか?」と質問されることが多いのですが、まったくいないんですよね……。
過去の発言や動画を見せられても、あまり覚えていないという(笑)。
この考え方が楽に生きて行くための鍵になりそうですね!忘れることができないってそれはそれで悲惨。
凡人であることに感謝する数少ない瞬間です。
相手から許してもらうコツ
いつまでも「許せない!」と思っているのって、本当に何もトクすることがないと思います。
だって、「人間関係は修復できないものだ」と思い込んでしまっていますからね。 そうなると、今度は自分が相手に対して思ったことが言えなくなりますよ。
「こんなことを言うと、怒ってしまうかな?」「嫌われたら二度と許してくれないかも……」と思いながら人と付き合うなんて、
それって、すごく不幸なことじゃないでしょうか。 他人同士は、いつかケンカするのが当たり前です。
自分とまったく同じ考え方の人たちばかりに囲まれるなんてありえませんから。
だから、もし怒らせてしまったとしても「いつか許してもらえる」とラクに構えていたほうが絶対によいはずです。
ちなみに、仲直りをするポイントは、「本質を突かないこと」です。どうでもいいことを話すようにします。
「最近、何食べた?」「昨日の雨はすごかったね」みたいなことからポツポツ話すようにするといいでしょう。間違っても、
「怒りの原因」とか「相手の性格」とか、本質的な会話をしないことです。
これは家族関係にも応用できますよね!基本的に自分の耳の痛いことは聞きたくない。
本質的な話は重要ですが、日常生活で日々行われてはたまったものではありません。
怒るときの「ルール」
もう1つ、僕が気をつけているのは、「過去を蒸し返さない」ということです。目の前のことで1つのケンカが始まったときに、
過去のことを引っ張り出して怒らないようにしています(まあ、僕は覚えていないことが多いのですが……)。
「前も言ったけど」とか「何回言えばわかるんだよ」とかは絶対に禁句です。
過去に怒ったことで、一度許したことは、二度と触れないようにしましょう。
一度、許したことは、思っても口に出さないことです。口に出したり、愚痴として誰かに話していると、どんどん記憶が補強されていきます。
だから、過去のことでカッとなって頭の中に浮かんでも、グッとこらえてみる。目の前のことだけを考える。それがラクに生きるコツだと思いますよ。
いますよね、過去の話を蒸し返す人って……中には完全にパワハラだろって人もいますよね!
ホリエモンと仲直りできるといいね
餃子事件で絶縁してしまった、ひろゆきとホリエモン、直接話す機会があれば仲直りできるんじゃないかなー。
時間が解決してくれることを祈ります。